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シワ

しわ(皺)は、皮膚に現れる線状の溝やたるみを指します。主に加齢によって皮膚の弾力性が低下し、コラーゲンやエラスチンの減少、紫外線によるダメージなどが原因で生じます。また、表情筋の反復使用や乾燥、生活習慣も影響を与えます。対策としては、保湿、日焼け止めの使用、健康的な食生活、適度な運動、睡眠などが有効です。美容クリームや医療処置も効果があります。

■成分1:エラスチン

エラスチン

サプリメントや化粧品などの材料になっているコラーゲンはご存じかと思います。体の弾力性や肌のハリを形成するのに役立っているタンパク質です。そのコラーゲンと同じくハリと弾力の維持にとても大事な成分が、「エラスチン」です。


両者の違いを説明しますと、コラーゲンは強度を司るタンパク質で、伸びたり縮んだりしない反面、引っ張りに強い「膠原(こうげん)線維」です。一方、エラスチンはしなやかで伸縮性(弾性)があり、力を外すと元へ戻る性質を持つ「弾性線維」です。つまりコラーゲンは強さ、エラスチンは弾力性が特色といえます。例えば、伸び縮みが必要な血管や肺などの組織には、エラスチンの弾性がその特性を与えているのです。もちろん、どちらも必要な成分であり、エラスチンがコラーゲンを束ねているという共存関係があります。

■成分2:コラーゲン

コラーゲン

コラーゲンは、主に脊椎動物の真皮、靱帯、腱、骨、軟骨などを構成するタンパク質のひとつ。多細胞動物の細胞外基質の主成分である。体内に存在しているコラーゲンの総量は、ヒトでは、全タンパク質の約30%を占める程多い。また、コラーゲンは体内で働くだけでなく人間生活に様々に利用されている。


化粧をしても、なかなか隠せない悩みのタネ「シワとたるみ」。


肌のシワとたるみの原因は、大きく分けて3つあります。


①コラーゲン線維の張力が低下。

②弾性線維(エラスチン)・コラーゲンの動きが鈍り、柔軟性が低下。

③コラーゲンの走行がばらばら

■成分3:パルミチン酸レチノール(ビタミンA)

パルミチン酸レチノール

2017年に医薬部外品シワ改善有効成分として、効能効果が承認されている抗シワ成分。パルミチン酸を結合させることで、安定性に加え、肌なじみの良いベルベッドのようなテクスチャーを実現。さらに乾燥による肌悩みに働きかけます。