ハリ・筋膜ケアとは、鍼治療と筋膜リリースを組み合わせた療法です。鍼治療は、特定の経穴(ツボ)に鍼を刺して気の流れを調整し、痛みや不調を和らげます。筋膜リリースは、筋肉を包む筋膜の緊張をほぐし、血流やリンパの流れを改善します。この療法は、筋肉の柔軟性向上、痛みの軽減、姿勢改善、スポーツパフォーマンスの向上などに効果があります。
サプリメントや化粧品などの材料になっているコラーゲンはご存じかと思います。体の弾力性や肌のハリを形成するのに役立っているタンパク質です。そのコラーゲンと同じくハリと弾力の維持にとても大事な成分が、「エラスチン」です。
両者の違いを説明しますと、コラーゲンは強度を司るタンパク質で、伸びたり縮んだりしない反面、引っ張りに強い「膠原(こうげん)線維」です。一方、エラスチンはしなやかで伸縮性(弾性)があり、力を外すと元へ戻る性質を持つ「弾性線維」です。つまりコラーゲンは強さ、エラスチンは弾力性が特色といえます。例えば、伸び縮みが必要な血管や肺などの組織には、エラスチンの弾性がその特性を与えているのです。もちろん、どちらも必要な成分であり、エラスチンがコラーゲンを束ねているという共存関係があります。